2016年06月29日

Especiaが活動再開!!!3人組に。

こんにちは。早速ですが、先日公開されたメトロノミーの新曲が素晴らしくて!
特にこれ!!


田島さんが「エレクトリック・セクシー」で掘ろうとした、80sニューウェイヴの「暗部」
とでも言いたくなる路線を上手に取り入れつつ、めくるめくポップ万華鏡に昇華している。
お見事としか言いようのない名曲の誕生でしょう。

では本題に。当ブログでも何度も取り上げているEspeciaの新しい動きがようやく
キック・オフされました。当初は4月をめどに、なんてアナウンスされていましたが、
そんなに早くは動き出せないだろうと当方は見ていましたので、まあ妥当な時期の
スタートと言えるのではないでしょうか。これが半年空くとさすがに心配になりますが。

色々ニュースソースはありますが、音源も公開されるOTOTOYのが分かりやすいかな。

Especia、新メンバーを迎え再始動 新曲「Savior」OTOTOY無料配信開始

3人組になるんですね。新しいメンバーはブラジル人(日本語がどのくらい話せるかは
不明)のMia Nascimentoという子だそうで。私は以前「性的マイノリティー」とか
メチャクチャなことを言ってたので、これはまあ想定内でしょう。ま、そう来たかね。
ブラジル人て辺りはEspeciaらしいなあ、てな感じ。

そしてビジュアルですが、ステージでの黒ずくめの衣装はともかく、メンバー写真は
イスラム圏のヒジャブを思わせる、目以外を隠したもの。これがなかなかイミシンですな。
エスニック的ないで立ちとともに、顔を隠すことで謎を演出したい、という意図もある
のかなあ、と感じました。この辺、いろいろ深読みできて楽しいですね。

そしてOTOTOYで新曲が無料公開されるとのことですが、Soundcloudで先行公開されてます。

https://soundcloud.com/especia/savior

https://soundcloud.com/especia/affair

https://soundcloud.com/especia/helix

https://soundcloud.com/especia/nothing

(何故かこういう形でしか貼れないのよ。各自行って聴いてくださいな)

いかがでしょうか。メジャーデビューから志向してきた方向性にある楽曲で、決して
ポップとは言えない(表題曲の「Savior」はまだ聴きやすいという意味でポップだけど)
楽曲群ですね。といってもEspeciaが好きな層には気に入るのではないでしょうかね。
私は後半2曲がツボです。

ただ、巷の感想を見るに、熱心なファンはともかく、楽曲派として彼女達に注目していた人達は
クエスチョン・マークをつける人が多いようです。「音はいいけど、これをEspeciaがやる
意味はあるの?」という。ただその辺、イマイチ上手に言語化できていない印象があるので、
その辺を解きほぐしつつ、大胆に今後のEspeciaをYOSOUしようというのがこの記事の趣旨です。
(といっても短い記事ですけどね)

新章のEspeciaはどうしても過去のそれと比較されるわけで、そこで疑義を呈されているのか
なあ、というのが一つ。先ず過去の彼女達を知らずにこの音(やビジュアル)に出会ったら
また異なる印象を抱くことでしょう。

そこからすると、以前のEspeciaもこういう音楽性を志向していたのは確かですし、そこは
彼女達(てゆーか陣営ですね)はブレてないと思うんですよ。ただ、その音楽をやっているのが
どこかズッコケた魅力を持つ関西の女の子たち、というギャップが彼女達の魅力の一つだった
わけで。そこまでは言い過ぎにしても、つたないながらも彼女達の肉体性を介することで
Especiaのエモさが生じていた。そこは、今回希薄になっていると誰しも思うでしょう。
ちょっと匿名性が増したと言いましょうか。

たたそれも、十分に予想できたことだと思うんですね。大阪から東京に移転、ということで
垢ぬけた展開になるだろうことは。個人的にはもっと都会的な感じを予想していたので、
多国籍的なテイストを出してきたのは面白いと思いましたけど。

もう一つは、あまりにアーチスト然としていることへの反発? でももともとEspeciaって
あまりアイドルしてない、ユニークな存在だったですよね。今回、より本格的なテイストに
なるってだけで、そこからどういうフィールドで活動するかはもう少し様子を見ましょうや
と言いたいです。(私個人としては別にアーチストでもいいじゃん、と思うけども。ヘンな
村意識は不毛だよ)

ただ根っこはあまりに演者のパーソナリティが希薄な感じに戸惑っているのだと思いますね。
でもそこは、今後の展開待ちなんじゃないかなあと考えますけども。それに、そもそも
Especiaの登場だって決して良い印象を周りに与えていたわけではないですよ。最初に
彼女達のビジュアルを見た時「何だこの子たちは」と思いましたから。それが、音の魅力で
徐々にノックアウトされた、という感じでしたし。(彼女達の素の魅力に気づいていくのは
もっと後の話)

ですから今回の戸惑わせるような再登場の仕方は、私は断然支持ですけどね。どうなるか
分からないってワクワクするじゃん? これから少しだけ妄想を書きなぐりますけども、
それを裏切るような展開をむしろ期待したいです。

さて、ここから先は、今回発表された情報から今後の彼女達を大胆YOSOUします。あくまで
妄想ですけども。先ず、大阪から東京に出てきた、そして今回の展開、から考えられるのは
今後はグローバルな展開が待っているのでは、という想像です。それがアジアなのかヨーロッパ
なのか(まさかアフリカとか南米?)は判然としないですが、日本だけを相手にしないことは
十分に予想できます。

それは、海外で音源発売とかライブ、というのも十分に考えられるでしょうが、そういった
アーチストとの共演とかもあるのでは、という想像をしてしまいます。2020年に向けて、
グローバル・トーキョーを象徴する存在になっていく、というのも面白いと思います。

なんて言いつつ、この佇まいのままあえて王道のアイドルするってのも面白いかも。
Mia Nascimentoちゃんが握手会でどうなるのだろう、とか想像するに楽しいですし。

新たなEspeciaの船出、というのは新たなネタ投入、のような意味合いがあるように思います。
まだ情報の少ない今だからこそ、あれこれ想像して楽しむのもアリでしょう。
タグ:Especia
posted by なんくい at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月27日

サブスク時代の洋楽楽理解説 #5 Youssou N'dour「Sinebar」

毎月恒例の洋楽解説。今回はセネガルのユッスーですよ!

Youssou N'dourが世に知られるきっかけとなったのは、Peter Gabrielの
アルバム「SO」でしょう。そこに収録された「In Your Eyes」でのゲスト・
ボーカルで「あの人は誰だ?」と色めき立ったという。その独特のフェイク唱法で
ロック・リスナーの度肝を抜いたのが、その後の快進撃の始まりでした。

アフリカのワールド・ミュージックが注目されるようになるのは1980年代辺りから
だと思いますが(当時、ワールド・ミュージックのブームがあったそうです)その頃
アフリカの音楽と言えばフェラ・クティ、キング・サニー・アデ、サリフ・ケイタと
いった辺りが中心で、ユッスーは若手の注目株といったポジションだったようです。

それが、Peter GabrielやStingといったアーチストのフック・アップによって
ロック畑のリスナーに注目されるようになり、1990年の「Set」でロック・リスナーを
ノック・アウトするのでした。そりゃ衝撃受けますよ、いきなりこんな音楽聴いたら!

Youssou N'dourの音楽は「ンバラ」というセネガルの民族音楽をベースにしたもので、
縦横無尽に展開されるパーカッションがどうしても耳に入ってきます。その意味では
アップ・テンポの曲に注目が集まるのもしょうがないのですが、この「Set」という
アルバムは、ユッスーが30歳になり、ミディアム・スローの楽曲にも表現力が増し、
表現の幅が圧倒的に広がったと評されているアルバムです。確かにアルバムの完成度
ハンパないもんな。

この後、アメリカを意識した音作りにシフトしていきますが、基本的なテイストはあまり
変わらずに「Eyes Open」「The Guide」という名盤をリリースしていきます。この3枚は
マストでしょうね。

今回取り上げる「Sinebar」はアルバム「Set」の楽曲の中でもひときわパーカッションの
暴れっぷりが堪能できる激上がり必至のナンバーなんですが、そのリズムの洪水を解説する
わけではありません。楽理的に複雑なことをやってるわけではありませんからね。

今回解説しようと試みるのは主に音楽の構成、なんですよ。アフリカの音楽の構成は西洋の
それとはかなり趣が異なるわけでして。その構成の妙も、私達がアフリカの音楽に魅せられる
原因の一つではないかなあと思ったりする次第なのでございます。そこで、Youssou N'dourの
楽曲を手本に、分析を試みようというのが今回の記事なんですよ。

ユッスーの楽曲では後期になるに従って西洋的な構成を持つ楽曲も増えてくる(それでもその
折衷のような楽曲もあって、それはそれで面白い)のですが、今回はそういう楽曲でなく、
西洋的な構成とはかなり異なる曲を取り上げます。

アメリカのファンクなんかでも、楽曲的にはシンプルなループを延々と繰り返し、その高揚感で
徐々に持っていく、というスタイルの楽曲があります。いわゆるループ・ミュージックという
スタイルがアフリカの源流なのかなあと想像されるわけですが、セネガルの音楽もその亜種と
言えそうなのですが、ちょっと趣が異なるのです。じゃあ、「Sinebar」の構成を見ていきましょう。

先ずパーカッションの細かい連打から曲が始まります。そこへシンセの音が自由なタイミングで
入り込んできます。コラという民族楽器を模した音なんだそうですが、ここで耳につくのは
ここでのフレーズが、西洋で言うところのリディアン旋法なんですよね。リディアンにすると
アフロっぽくなる、というのは知っておいて損でないテクニックだと思いますね。

そこへギターが入り込んで、ようやくビートが確定してきます。そこから4小節後にドラムや
ベースそれにブラスが入り込んで、本格的なイントロに突入します。最初の自由なパートを除いて、
ギターが入るパートが4小節〜ドラムとベースが入るパートが4小節z〜ブラスが入るパートが
4小節〜と、ここのイントロの入り方は、西洋的な目から見てもわりと素直な入り方です。

そして歌が入るのですが、最初の歌のパートが14小節〜そしてイントロでも現れたブラスの
パートが4小節、と少し変則的な入り方をしています。この最初の14小節をもう少し詳細に
分析しますと、最初の2小節が最高音G、次の2小節で最高音Aに上がるのですが、ここの
F#〜G〜Aと上がるフレーズが以下でも基調となっているようなんですよ。つまり、3〜4
小節目のフレーズが、少しずつ変調しながら5回繰り返される。そして、ブラスの前の
Gを繰り返すフレーズが2小節、というつくりになっています。

その後、もう1回この歌のパートが繰り返されるのですが、今度は10小節。例のF#〜G〜Aと
上がるフレーズを基調とした繰り返しが今度は3回になっています。そしてブラスのパートが
4小節。この辺、歌のパートとブラスのパートが交互に現れるといった構成になっていますね。

そして次の歌のパートで明らかにフレーズの作りが変わります。ちょっとゆっくり目の、西洋
だとコーラスと言いたくなるパートですね。タイトルの「Sinebar」という歌詞も現れますし。
このパートが10小節。そしてまたもやブラスが4小節。

そしてまた最初の歌のパートが10小節。そしてブラスが4小節。そこからもう1回コーラス
めいたパートが10小節、と思いきやそこにダメ押しのようなパートが4小節加わります。
ユッスーも高温を張り上げて盛り上げるパートです。その後、イントロのコラを模した
シンセのパートの再現のようなフレーズが現れます。そこが4小節。

ここから後半のパートに突入するのですが、ここまでの構成を整理しておきましょうか。

歌入りまで:I0(コラを模したシンセのパート、間延びさせていますが、フレーズの長さ
      的には5小節っぽい)〜J1(4小節)〜J2(4小節)〜J3(4小節)
歌入りから:A1(14小節)〜J3’(4小節)〜A2(10小節)〜J3’’(4小節)
      〜B1(10小節)〜J3’’’(4小節)〜A2’(10小節)〜J3’’’’(4小節)
      〜B2(14小節)〜I1(4小節)

強引に言えばここまで2コーラスと言えなくもないのですが、西洋的な1番2番というよりも、
フレーズが交互に現れるという見方の方が実情を捉えているように感じます。そしてその長さも
決まっているところもあれば(ブラスの4小節のように)歌い手のフィーリングで長くなったり
短くなったり出来るパートもあるように思えます。キメのフレーズが入れば次に行く、という
お約束みたいに。

あ、ちなみにコードですがここまではIの部分だけずっとGのコードで、その他はG→Dの繰り返し
です。コード的にはトニック〜ドミナントのシンプルなループですね。

そして後半のパートからは、コードが多少動きます。といっても4小節のループですが。
  |G・D/F#|Em・G/B|C|Am・D|
ちょっとカノン進行っぽいですよね。この辺は西洋的な響きを上手に取り入れたユッスーのセンス
だと考えますが。そしてこの4小節は、最初はコラを模したシンセのソロっぽくなる4小節の後、
ブラスとボーカル(スキャットっぽい)がユニゾンで奏でるパートが8小節、そしてユッスーが
フェイクで歌うパートが12小節。それに続いてまたブラスとスキャットのユニゾンが8小節、
さらにフェイクで歌うパートが今度は16小節、そしてブラスとスキャットのユニゾンの8小節で
この曲は終わります。ただ最後だけEmというマイナーで終わる(疑終止っぽく)という不思議な
余韻で終わるのがナゾですけども。アフリカ的なのかユッスーのセンスなのか分かりません。
アフリカの色んな音楽を聴くに、どうやらユッスーの個性かなあと考えていますが。

この後半のパートも整理しましょう。

C0(4小節)〜C1(8小節)〜D1(12小節)〜C1’(8小節)〜D2(16小節)
〜C2(8小節)

ここも2つのフレーズが交互に現れる、と考えてよいパートですよね。前半パートのブラスの
4小節(J3と表記してました)がユニゾンの8小節(C1)と言えるでしょう。そして
アドリブっぽいパートも、決めのフレーズが来たら次のパートに行く、というお約束がある
ように思えます。そう言えば、そこでのキメっぽいフレーズ、前半パートの最後に出てきた
フレーズの再現のようにも思えますね。そう考えると、前半と後半で全く別のことをやってる
ように思える曲ですが、一応リンクがあるってことですね。そこで、曲全体の構成を改善します。

 I0(8小節?)〜J1(4小節)〜J2(4小節)〜J3(4小節)
 A1(12小節)〜B1(2小節)〜J3’(4小節)
 A2(8小節)〜B1’(2小節)〜J3’’(4小節)〜C1(10小節)〜J3’’’(4小節)
 A2’(8小節)〜B1’’(2小節)〜J3’’’’(4小節)〜C1(10小節)〜D1(4小節)
 I1(4小節)〜E0(4小節)E1(8小節)〜F1(8小節)〜D1’(4小節)
 E1’(4小節)〜F2(12小節)〜D1’’(4小節)〜E2(8小節)
 
キメのパートを独立させてみました。I0・I1はコラのフレーズをフューチャーした
コードがGのパート、JはコードがG→Dでループする箇所。特にJ3はブラスのフレーズが
出てくるパート。そして最初の歌のパートがA1・A2。そしてJ3を導くキメをB1と独立
させました。C1が前半のコーラスっぽいところ。D1がその後の盛り上がるパート。
E1がブラスとスキャットのユニゾンのパートでE0はその前のコラっぽいシンセのパート。
最後をE2にしているのは最後でコードが変わるからです。F1・F2は後半のアドリブっぽく
歌っている箇所です。

このようにするとかなり整理できたのではないでしょうか。上の構成表を基に「Sinebar」を
聴き直して頂けると、その構成の面白みも理解されることでしょう。

セネガルの伝統かどうかは分かりませんが、この「Sinebar」は単なるループ・ミュージック
でもなく、西洋的なバース〜コーラス的な構成とも異なり、色んなフレーズが交互に現れながら
だんだんに高揚していくという独特のカタルシスを作り出すのに成功していると考えます。
こういう構成、Jポップでも上手に取り入れられると面白いと思うのですが、どうでしょうか。

今回はYousoou N'dourをちょっと違った観点から分析してみました。次回はハードロック。
Van Halenの「Dreams」を取り上げます。Van Halenの魅力を楽理的に解説しますので
楽しみにお待ちくださいね。
posted by なんくい at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月23日

BOOM BOOM SATELLITESの歩みを概観する

今週BOOM BOOM SATELLITESのEP「LAY YOUR HANDS ON ME」が発売されます。
この作品の持つ重大な意味は最後に述べるとして(もう報道等でご存じでしょうが)

ブンブンがデビューしたのは確か1998年(おお!)。とてつもなくカッコイイ人達が
現れたと衝撃でした。


いやあ今でも全然古びてないですね。当時はビッグ・ビートとか分類されたたのかな。
ダンス・ミュージックでありながら硬質なビートとハードな音像。かなりロック寄りな
ユニットだと受け止めていました。

もう1曲貼っておきます。これも、カッコイイ!


デビュー時から海外でも人気で(先に海外デビューした逆輸入ものだったんですよ)
世界標準の音をデビュー時から奏でていた彼らなんですが、衝撃のシーン登場とは裏腹に
2ndアルバム辺りからは少しヘビーで重苦しい作品群が続きます。




カッコイイですけどね。むしろ今だからこそ切実に聴ける曲かも知れません。今の重苦しい
世相を先取りしているというか。(実際は川島さんの病気という背景があったとのことですが)

そこから4th「FULL OF ELEVATING PLEASURES」からの中期3部作でアッパーでポジティブ
なモードに転換します。この辺の作品が好きな人も多いのではないでしょうか。私もこの辺り
から彼らに本格的にハマっていきます。


いやあ問答無用に盛り上がりますよね。この「FULL OF ELEVATING PLEASURES」は彼ら自身
最高傑作と考えているようです。そして次の「ON」から、大定番曲が生まれます。



今でもこのリフ(2音だけのシンプルなリフですけどね)を聴くだけで心に灯がともって
どうしようもなくなってしまう。盛り上がり必至の名曲でした。「ON」は最もロック色の
強いアルバムで、ここからが入りやすいという人も一定数いるでしょうね。ロック好きとか。

同じ3部作でも6枚目「EXPOSED」はその中でもややヘビーな音像が目立つ。これから
少しディープな世界に突入する序章のようなものかなあと当時想像していました。


これから路線変更して新章に突入する、というアナウンスのもと発表された先行EPがこれ。
予想に反してドラマティックで歌もの重視な楽曲に驚いた記憶があります。この辺りのブンブン
はとにかくスリリングでしたね。




後期ブンブンは、硬質なビートというよりも川島さんの歌を前面に押し出し、そこに時折
ストリングスなども配したりするドラマティックなアレンジが特徴的になっていきます。
何か世界を優しく抱擁しているような。(アルバムタイトルも「EMBRACE」だったりしますし)






確かこの辺りから川島さんの病状のことも報じられたりして、かなりシリアスな状況で
あることも伺えたりします。そんな中で前作「SHINE LIKE A BILLION SUNS」がリリース
されます。





こうやって作品を時系列に聴いていくと、彼らの表現にどんどん「祈り」の色彩が増して
いくことが分かります。彼らの奏でる希望は、凄惨な光景を見てなおも光り輝く、それでも
世界は美しいという肯定したいという祈りのようなものだと。

そして今年。BOOM BOOM SATELLITESの活動終了がアナウンスされます。原因は私が書く
よりも、中野さん自身のメッセージを読んで頂く方がいいでしょう。
posted by nakano 2016.5.31

そんな中最後にリリースされるのがこちら。(フル音源ではないですけど)




今回リリースされた4曲を前に、下手な感想は書かない方がいいでしょう。ともかく彼らは
最後にこの作品を残した。彼らは「やり遂げた」のだ、ということが強く伝わってきます。

彼ら自身の活動は終わっても、音楽は残るし、それを聴き継いでいくことで、彼らは「生き
続ける」。まだ聴いたことのない方は、是非この機会に彼らのディスコグラフィーに触れて
いただきたいなあと思います。続きを読む
posted by なんくい at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする