2017年03月09日

KEMURIがいてくれるだけで

ここしばらくは「ベテランすごいぞ」記事が続きます。今日はKEMURI。

前の記事で「オザケンがシーンにいることに意味がある」なんてことを
書きましたが、同様にシーンにいることの有難みを噛みしめたいのが彼ら。

KEMURIは1990年代後期から活動を開始したスカパンクバンド。活動の指針として
PMA(Positive Mental Attitude肯定的精神姿勢)を掲げていることでも有名です。

と書くと「胡散臭いなあ」と感じる心根の曲がった方もおられるかも知れません。
そんなアナタは私の仲間ですよ。私も最初はそう感じてましたから。

私が彼らに注目するきっかけになったのが、意外なことにBounceに連載されていた
リーダー伊藤ふみおさんのコラムでクリスマスについて書いていたことです。

うろ覚えで申し訳ないですが、だいたいこんなことが書かれていました。
「クリスマスと言えば恋人同士の祭典とかバカ騒ぎされているけど、心にとめて
ほしい。今日は愛の大切さを説いた人が生まれた日だということを。」

イエス・キリストを宗教性の外からその意義を伝えたその文章に「あ、この人の
動向はきちんとチェックしないといけないなあ」と反省したことを覚えています。

ちなみに、そのPMA自体、彼らの代表曲のタイトルにもなっています。ザ・KEMURIの
テーマソングですね。



何というか非常に軽快なスカパンクですよね。彼らの持ち味はその軽み。強いメッセージを
打ち出していても、音楽としてサクッと聴ける。音楽として何かを伝えることの機微を
分かっている人達なんですよ。

しかしそんな彼らに試練が訪れます。2003年、ツアーの移動中に自動車事故を起こし、メンバー
(運転していた人)の森村亮介さんが死亡します。その後活動停止を経て再び走り出しますが
2007年に解散。メンバーそれぞれの活動にシフトします。

そんな彼らが復活するのは、意外なことにAir Jamを復活させたハイスタが声をかけたから。
ハイスタ、えらいね。そんなKEMURIも再結成後も精力的に活動を続けている、というか、
今の方がむしろ好調じゃね?と思えるくらいだよ。

今回最新アルバムが出たので、その音をちょっと聴いてもらいましょうかね。



どうですか? サイコーですよね。最近では日本語詞もあって、これもいいんです。



何よりも伊藤ふみおさんがイイ顔で歌っていて、バンドとしての好調ぶりが伺える
ように感じます。

彼らは逆輸入バンドの先駆けでもあり、これまでシーンで成し得てきた功績も大きい
のですが、そんな彼らが今もこうして元気に活動してくれているだけでも非常に
貴重だなあと思うのですが、それだけでなくこれだけ好調ぶりを見せつけてくれる
新作を届けてくれて、勇気づけられます。
タグ:KEMURI
posted by なんくい at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする