2014年01月10日

今年の問題意識

著作権の連載、今年も続けますよ。これはライフワークといっても
いいくらい、しつこくやっていきます。

去年の末に「マネタイズに関する議論をする」として、その準備のために
「フリーミアム」や「Tポイント」を紹介したところで終わっていました。
その導入と、もっと大きく今年重視したい問題意識について書きます。

去年の5月にこのブログを始めまして、その当初から著作権について考えようと
少しずつ連載を進めてきました。(連載企画が多くなって、遅々としか進んで
いませんが)その当初と、7ヶ月連載をしていて変わった点があります。
それは「優れた音楽を生み出す人に、それなりの対価を払うことも考えないと」
ということ。まるでJASRACや違法ダウンロードの罰則を強化する側と
同じロジックに見えますね。まあ奴らはそういう口実で実は自分たちの儲けしか
考えていないわけですけどね。そういうことが調べるほどに分かってきて。

変わり続ける状況の中、音楽と産業をめぐる新しい動きを注視しつつ、私達の
大好きな人たちに、それに見合ったお金を(中間搾取されずに)届けるには
どうすればいいのか。そんなことも考えたいなあ、なんて思うわけですよ。

そこで、議論のとっかかりとしてまたもや柴さんのブログの記事から進めます。
「音楽を売る」ということの先にあるもの

いろいろな記事を紹介しているので、一言で感想を述べるのが難しい記事です。
ここで紹介されている問題の一つ一つ、あるいはそこから派生したいろいろな
サービスについて、これから少しずつ考察していきますけども、ここでは全体的な
論の方向性について、考察しておきます。

先ず「現状を悲観するのはもう止めて、さっさと次のことを考えよう」という
方向は、特に後半部分は大賛成です。前半については「もっと悲観した方がいい」
と温度差があるのですが。全般的に柴さんの意見は私には楽観的に感じます。
定額制サービスの状況についても、今欧米のミュージシャンが喧々諤々となっている
状況を、当然知っているはずでしょう。

定額制サービスについて、もう少しだけ書きますと、柴さんはこのサービス
を経済と利用者側からしか考えていないような気がします。今欧米で一番問題
なのはアーチストへ払われる「対価」の部分ですよね。おそらく定額制での対価が
小さくても、そこからCDやライヴへの客への誘導でお金を回収できる、という
考えなのかも知れませんが、本当にそうなるのか。状況が進んでしまえば、
そういうビジネスモデルは「甘ちゃん」になるのではないか。そこを、シビアに
考えていきたいんです。

ですから今年は、セールスなどの数字、あるいは「売れる」ということなど、
あまり好きではないことも逃げずに論じていきたい。そういう問題と絡めて
考えていくことが今年の主眼になるのかなあ、と思っています。(それとは
異なる問題意識もあることは、新年の記事で書きましたけども、後になるかも)

例えば、これまでほとんど取り上げなかったAKB関係。好きか嫌いかと
聞かれれば嫌いですし、そこには確固たる評価軸があるので、これから好きに
なることもないでしょう。ですが現状AKBグループが音楽業界を席巻している
のは事実ですし、そのビジネスモデルが成功をもたらしているわけですよね。
(それが「誰を」幸せにしているのか?という問題は厳然とあるわけですが)
そこから何か「学べる」ことがあるのでは? そういう眼で考察していきます。

というわけで、今年はもっと現状をシビアに見つつ、未来に夢を持つために
いろいろ提言をしていきたいし、実際に行動もしてみようと思います。
これを読んでいる皆さんも一緒に考えてもらったり、何かを「お願い」したり
するかも知れません。その場合、乗れるお願いなら乗っていただけると
大変有り難いです。

次回は、先ず定額制サービスの問題点から論じ起こします。
posted by なんくい at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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