2014年04月13日

ブラザートムさんに学ぶ

♪ストップウォッチ解説はやくやりたい〜、とレイザーラモンRGさん
みたいになっているなんくいです。


ほんの一部だけちら見させちゃうと、今回のシングルの裏テーマが関西、という話を
したいんですよ。え? カップリングが関西なのは分かるけど、この「トリプル!
WONDERLAND」のどこに関西オマージュが? という話。続きは・・・皆さんよろしく
お願いしますです。

今日はブラザートムさんの話をします。これはファンキーさんの裁判を支援してる方や
差別と戦う活動をされている方に読んで頂きたい記事です。(ネギのファンの方には
もう言わずもがななお話ですので)

これはまだNegiccoがCDを手売りしていた時代の話です。Meguさんの就職やKaedeさんの
大学進学があって、Negiccoを続けるかどうかの岐路に立たされた彼女達。そこで
「ヌキ天」というオーディション番組に一縷の望みを託します。「ヌキ天」というのは
USENの持っていたGyaOというパソコンテレビ局がやっていたアイドルのオーディション
番組で、ここで4週勝ち抜くとメジャーデビューできるという仕組みになっていました。

Negiccoはそのメジャーデビューを目指して、もし勝ち抜けなかったら解散、という覚悟で
番組に参加しました。当時すでにキャリアを積んでいた彼女達は順調に勝ち上がります。
しかし、運命の4週目で不合格になってしまいます。5人の審査員のうち4人は合格を
出したのですが、プロデューサー的な立場の方が不合格を出してしまった。

「何故?」という会場の空気の中でその審査員の方(清水さんというそうです)が
「メジャーでどうプロデュースしていいのか分からない」という趣旨のことを言います。
それに対してNao☆さんが珍しく反論します。「私達、自分でプロデュースしてるんです」
と。自分達で振り付けを考えたり、歌詞を書いたりしてるんだ、となって会場の空気が
変わります。そこで、審査員の一人であったブラザートムさんが、一度審査の結果が
出たのは分かるけども、と前振りして、こう言うのです。


「なかったことにするというのはどうなんでしょうか?」

今でもこのシーンを見ると私、心が震えます。要は今日の結果をノーカウントにして
もう1回4週目のチャレンジをさせてくれないか、という異例の提案をするわけです。

結局その提案が通ってNegiccoは再びチャレンジすることになるのですが、その続きは
動画サイトででも確認いただければと思います。波乱万丈だったんですよ。

さて、今日私が考察したいのはその時のブラザートムさんの見事さについてです。
ここでブラザートムさんはどちらの立場にも立っているわけなんですよ。
清水さんという審査員の気持ちも汲みつつ、彼女達の努力も無にしたくない。そこを
絶妙のタイミングで絶妙の提案をして、結局それを通してしまった。

山を動かすことができるのって、こういう立場に立つことなんじゃないか。

ヘイトスピーチをする人を非難しても、その行動を抑えることは出来るかも知れない
けど、彼らの心は動かせない。彼らの立場に立ち、気持ちを汲んだ行動が出来るのか。
それが、彼らの差別感情を溶かしていく唯一の手段なのでしょう。

同様に、JASRACというのも公益のための組織なわけですよね。そこで働いている
人たちにもいろいろな思惑や感情がある。(この問題の場合、その背後にある音楽で
商売している人たちの思惑もあり、より話は複雑ですが)その立場を尊重した上で、
私達の訴えを届かせていくことが出来るのか。

そういった問題意識を持ったときに、この「ブラザートム・マインド」は多くのことを
教えてくれる気がするのです。
posted by なんくい at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現の自由と差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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