2014年07月09日

ゴールデンボンバーの挑戦を熱烈支持!&提言

今日は、ゴールデンボンバーについて書きます!というのも、
最新シングルで彼らは新たな挑戦をするというのです。

鬼龍院 特典ゼロCDへの思い「価値が以前と違うこと伝えたい」

これについての鬼龍院翔さんのインタビューやブログが話題になっています。
ローラの傷だらけ|ゴールデンボンバー 鬼龍院翔オフィシャルブログ

現在のCD販売について疑問を持っている人はミュージシャンやファンを含め、
非常にたくさんいるでしょう。また、それに対して発言したり問題提起を行ったり
している例もままあるでしょう。ただ、人気バンドであり知名度がバツグン、そして
どちらかというと「音楽以外のキワモノ的部分」でもてはやされている彼らがこれを
やることのインパクトは、少なからず大きいと思います。

彼ら、というか鬼龍院翔さんはある確信を持ってこの挑戦をぶつけているわけでは
ないのだと思います。むしろ悩みながら、一つの問題提起としてこれをシーンに
投げかけた。この問題提起に対して、ファンやシーンはどう応えるのか。それが
問われているのだと私は考えます。

というわけで、この問題提起に勝手に応えてやろうじゃないの!というのが今日の
この記事の趣旨でございます。先ず、この心意気を買いたい。ジャケットを真っ白に
したことからも、中途半端でない彼らの「覚悟」を感じて、うれしくなります。

その上で、私のスタンスは「曲が良ければ買う」です。まだ音は解禁されていない
ようなので判断は出来ませんし、こういう企画で曲を聴かずに判断するのは、かえって
彼らに失礼だと考えました。しっかり聴かせていただいて、良ければ絶対に買います!
ただ、明らかに西城秀樹オマージュなタイトルからも、70〜80年代の歌謡曲を現代に
アップデートさせる、という当ブログのストライクゾーンではという期待大ですが。

その上で、今後の彼らに向けて、今回の挑戦を受けて私なりの考えと提言をしたい。
こういう問題は著作権の連載などでずっと考え続けてきましたし、その中で温めて
きている考えを、彼らにぶつけたいのです。(その考えはこれまでの記事にちらほら
出てきてはいますが)

現在は音を聴くのにお金がいらなくなった。それがCDの価値が下がった原因の
一番の要因だというのは、私でなくても多くの人が主張していることです。
違法ダウンロードが問題となった数年前から、今はストリーミングの時代になり、
そんな中でわざわざ音を「所有」する意義はどこにあるのか、という問題です。

そんなご時勢にCDを買う目的は、純粋にそのアーチストを応援するという以外に
実はもう一つあるんです。それが「音を使って遊ぶ」ということです。CDで買った
音を素材として、DJプレイとかマッシュアップなどの遊びをする。そのために
音を買う。そんな人が増えてきているんですよ。

例えば、Especiaというアイドルグループがいます。彼女達のシングルには、各トラック
のカラオケの他に、ボーカルのみのトラックも入っています。これは、その素材を
使って「遊んで」ほしい、という制作者側の狙いがこめられています。それに応えてか、
Especia関連のマッシュアップは非常に多いです。(そして、それらを全部把握したい
と制作者側も考えていたりする)

今回のゴールデンボンバーのCDには、シングルとカップリング2曲、さらには
それら3曲のカラオケがついています。これは、音で遊びたい人たちにはまあ
合格点、いや、これで約500円という単価を考えればオトクと言えましょう。

また、私見ではゴールデンボンバーの楽曲はそういった「音遊び」と親和性が高い
のでは? 親しみやすい曲調といい、日本人の琴線を刺激する泣きメロといい、
マッシュアップとしていろんな可能性を秘めていると思います。

ですから、ゴールデンボンバーさんには、是非「音で遊ぶ」「遊ばせる」という
視点を持っていただきたい。(それはファンの方にも!)そうすれば、もともと
アイデア豊富な彼らのこと、私たちをアッと驚かせるようなステキな試みを
してくれるのではないか。そういう期待感があります。

あー、この記事、どうにかして鬼龍院翔さんに読んでもらいたいなあ!
ファンの方にも! その方策は後で考えるとして、私は先ずこの試みに
「ノリ」ます。EXILE TRIBEに負けるな!! 皆さんも、曲にピンとくれば
是非買ってください。それが、音楽の未来への意思表示です。
そして、今後の彼らの動向に注目していきたいと思います。
今回の試みはそれとして、本来の彼らの持ち味である「遊び心」を、販売方法や
「音で遊ぶ」方面に生かしてくれることを期待しつつ。
posted by なんくい at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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