2014年11月13日

「演奏曲目入力システム」の可能性

昨日に続いて著作権の記事です。といってもこちらは「録音技術が変えたもの」の
連載でなく、前に書いた「演奏曲目入力システム」のお話。何故連投かというと
「思いついちゃったから」なんです。

きっかけは、江川ほーじんさんのこの記事です。
革命前夜 追記その1

要はリスナーの方の「オレには関係ねえ」という意見に対して「いえいえそうじゃない
んですよ」と説得しようとしているわけですね。なるほど。これがリスナーにも「関係」
していくことを、論理で説得していくことも大事です。

でも、実はこれ、もっと直接的に「リスナーと関係」する形にしていくことも出来る
よなあ、てことを思いついてしまったのです。それは

このデータ、リスナーに公開出来るようにすれば一番いいじゃん!

というもの。よく考えると別に明かしちゃ困るデータでもないし(例外はありますが)
むしろリスナーが知りたがっているデータなのではないか、と思うのですよ。

ライブでどういう曲をやったか、というのを検索できるようにすればいい、という
のが私のアイデアなんですが、そのデータ、例えばライブに行った人が「ライブで
演ったあの曲、気に入ったんだけど何ていう曲なんだろう」と思うことって結構
ありますよね。当然、ライブ中に曲紹介もされているでしょうけど、覚えるのも
大変だし、ライブ中にメモするのも難しいし。となった際にカンタンに検索できると
便利ですよね。

また、アーチストあるいは売る方のサイドとしても、これがさらなる消費行動に
つながる可能性も充分に見込めます。ちょっと関係ない話をしますが、私が最近
気に入った曲に「WHY@DOLL」というアーチストの「MAGIC MOTION NO.5」という
曲があるんです。


この曲、実はぼーっとラジオを聴いていた時にかかっていて、慌てて何と言う曲か
検索をかけて見つけ出したんですよ。捜索をかけるのに非常に苦労しまして。少しでも
タイミングが遅れたら、おそらく分からずじまいだっただろうと思われます。
(もっともこの曲、私の周りではエラく評判がいいので、どこかで「再会」していた
 可能性もありますけどね)

これがカンタンに検索できるようになればどんなにいいことだろう、と思うんですよ。
今FMなんかではかけた曲の検索がわりとカンタンに出来るようになっていたり
するんですが。(あいにく流していたのはAMだったんです)それで結局私はこの
曲を買ったんですよ。つまり、消費行動につながっている。

私のような熱心な音楽ファンだから、執念で探し出して消費行動にまで結びつきましたが、
ライトなファンなら、カンタンに検索できないと次なる消費行動に結びつかないでしょう。
これは、ライブなんかでも同様です。セットリストがカンタンに検索できるようになって
いれば、ライブで聴いて気に入った曲を買う、という流れがより起きやすくなります。

これが出来れば、著作権の徴収〜分配だけでなく、検索も出来るようにデータを一本化
する、というアイデアになります。アーチストや産業サイドが検索によって得られる
利点は、前回の記事にも書きました。それプラス、リスナーにも恩恵が及ぶというもの。
これだと、リスナーにも大いに関係するお話になってきますよね。

もちろん、今すぐにこの形に改善する、というのは難しいことでしょう。どうやら
この「演奏曲目入力システム」というものを立ち上げるのに相当な準備期間が
必要だったと推察される(少なくとも江川ほーじんさんが立ち上がったと公式に
アナウンスされた頃には、もう既にこのアイデアはあったと考えるのが自然でしょう)
わけで。法律面での詰めや、当然のことながら技術的な問題をクリアして公開間近
にまでこぎ着けているわけで。ですから、いきなり改善を、というのは酷な話です。

ですから、開始して様子を見ながら、少しずつ改善していくという方式になるかと
思うのです。その際に、こちらの方向性も考えておくと面白いのではないか、という、
前回の提案をさらに発展させた新提案です。

ついでに言えば、そのセトリの作成をリスナーが手伝うこともアリだと思いますね。
V系やアイドルのファンなんかは、自分のブログにライブのセトリを挙げていたり
しますし。そういう労力を厭わないと思うんですよ。ただ、間違いとかも多く起こる
可能性もあるので、そのデータを管理するのはアーチストや関係者に限るようにする、
などの措置は必要になるかとは思いますが。これなら、皆が参加できるシステムに
なりますね。

後は、特にツアー中などはネタバレを避けるためにセトリをあえて公開しない、という
方針のアーチストも相当数いると思われるので、そこも配慮する必要はありましょう。
(それも含めて、アーチストや関係者のみがデータを管理する方式がベスト)そういった
ことを詰めながら、この「演奏入力システム」をより良いものにしていく努力を
積み重ねていく。それが、実はJASRACへの批評行為になるのだ、ということも
申し添えておきます。こういう「戦い方」もあるんですよ。

またまた勝手な提案ばかり述べてしまいました。言うだけでなく、自分に出来ることが
あれば、喜んで協力したいと考えています。

11/14追記
「ファンキー末吉支援の会」の河崎覚さんからこういうのがあることを
Twitterで教えて頂きました。
ライブのセトリ(セットリスト)情報サイト setlist-live.com

世の中は想像以上に進んでいるというか、こういうことをやっている人も
いるんですね。これはファンが自主的に書き込んだりする方式のようです。
当然需要があるからこれだけの規模(非常に多くのアーチストがカバーされて
いますね。全ライブのセトリではなさそうですが)のものになるのでしょうし、
そのための労力を惜しまないという奇特な方もこれだけいらっしゃるということ。
こういう動きが「つながっていく」と、本当に革命になると思いますね。

11/15追記
twitter上で、さらにこういうサービスまで流れてきました。

ライブ・セットリスト情報サービス - LiveFans (ライブファンズ)

こちらもファン主体(交流などが目的だとか)ながら、産業も入ってきていて、
iTunesやAmazonなどとも連携していたり、広告をつけられたりしていますね。
ファンとアーチスト・産業の共存関係という意味ではこちらの方が先に行ってる
と言えるかも知れません。より膨大ですしね。
posted by なんくい at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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