2013年11月06日

歌謡曲探求6 寺尾聰を聴いて大人になろう

今回も、本題に入る前にネットの記事に触れます。

2010年代のJ-POPのテンポが「高速化」してるという話

この「亀田音楽専門学校」もちろん私も見ていました。
テンポについての基本的な話かな、と思いました。

ですが、このような異論が出てくることは歓迎ですね。
私も転調の回の時に異論を唱えましたし。
亀田さんの言うことが絶対的に正しいと捉えるのでなく
どんどん異論や自分の意見を語るべきでしょう。
だからといってこの番組の価値が下がるわけではない
ということは確認しておきたいですが。

私も「転調論」1年半後とか言わずに書くべきなのでしょうか。
でも、自分の転調に関する基本的な考えはここにかなり入って
いるんですけどね。まあ何か考えておきます。

本題は歌謡曲探求です。今回は寺尾聰さんです。
現在、俳優として非常に評価の高いお方ですが、
音楽ファンにとっては何と言っても名盤「Reflections」を
作ったシンガー・ソングライターなのです。

「Reflections」を知らない方も、レコード大賞を取った
「ルビーの指環」はご存知ではないかと思います。
あの当時、3曲同時にベスト10入りしていたんですね。
「ルビーの指環」の他に「SHADOW CITY」「出航 SASURAI」
3曲それぞれに、非常に特色のある曲なんですよ。

先ず「ルビーの指環は」イントロの広がりを持つシンセが
印象的。あと特筆すべきは「下がるメロディライン」ですね。
サビなんて、最後に一盛り上がりあるかというところで
メロディが下がっていく。そこにダンディズムを感じます。

「SHADOW CITY」は何と言ってもスキャットから始めるところ。
1番まるまるスキャットで、2番からちゃんと歌詞が始まる。
音楽を作る人として、一度は使ってみたい手であります。
スピッツも「ウサギのバイク」でこの手を使っていますよ。
テンションコードも非常に効果的に使われています。

3拍子の「出航 SASURAI」は何と言ってもブレイクでしょう。
Aメロでメロディが切れる(休符)ところで伴奏も消える。
ここがインパクトありますよね。サビは私の言う黄金率の
コード進行を使っていて、明るく開けた曲調になります。

このシングル3曲以外にも聴き所満載の「Reflections」。
1990年にユーミンに破られるまで、アルバムセールスの
記録を持っていたそうです。空前のヒットだったんですね。
こういうクオリティの高いアルバムが大ヒットする、という
(しかも玄人好みする音楽でもある)なかなかまれなケース
だったと言えるでしょう。

これからこの連載でニューウェイヴ系の音をたくさん紹介
していきますが、それらの音と比べても格段にオトコの色気
に満ちている。(カタカナで「オトコ」というのがポイント)
逆の言い方をすれば、男の色気むんむんのアダルト歌謡と
比べて、格段に洗練されている。こういう言い方をすれば
寺尾聰さんの音楽の特徴を分かっていただけるのではないでしょうか。

寺尾聰さん、実は「ザ・サベージ」というグループサウンドのバンドとして
1960年代にデビューしているんですね。ですから完全な音楽畑の人なのです。
それでいて父親が宇野重吉という大俳優だそうです。両方の素養がもともと
ある人なんですね。

この「Reflections」は2000年代に再演したアルバムも出ています。
(iTunesではこちらしかない)こちらも感慨深いアルバムですが、
この味わいはオリジナルの「Reflections」あってのものではないかと
思います。是非聴いてみてください。

Reflections+4 [Original recording remastered] /...

タイトルは、その昔Tower Recordで「キリンジを聴いて大人になろう」という
キャンペーンがあったのをもじっています。
posted by なんくい at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月08日

「○○の代表曲」をめぐる問題

以前「ビーチ・ボーイズといったら『ココモ』でしょ」という人を
ちょっとネタにしたことがあります。

『ココモ』は「ザ・カクテル」という映画の主題歌で全米1位を取った曲
なので、確かに有名な曲ではあります。

しかし(中心人物である)ブライアン・ウィルソンが参加していないのに
何が代表曲なんだ、と私(のようなブライアン信者)は思うわけですよ。

おそらく『ココモ』をビーチボーイズの代表曲に選ぶ人は、彼らの黄金時代を
知らない40代以下の、音楽ファンでない人達でしょう。音楽(それも洋楽)を
多少なりとも知っていたら『サーフィンUSA』『アイ・ゲット・アラウンド』
辺りを挙げるのではないでしょうか。

あと、彼らの大ヒット曲に『グッド・バイブレーション』もあります。しかし、
私は中学生のとき、まだ彼らを良く知らない時分にこの曲を聴いて、
頭の中がクエスチョンマークであふれたことがあります。この曲はやはり
彼らの歴史を追った上で順番に聴くのが適切な曲なんですね。

これに似た問題が「スティーヴィー・ワンダーの代表曲として『心の愛』が
挙げられる問題」があります。

『心の愛』は「ウーマン・イン・レッド」というサントラの曲なんです。
当時オリジナルアルバムが煮詰まっていたスティーヴィーは、友人の
ディオンヌ・ワーウィックに「一緒にサントラやらない?」と誘われ
息抜きの気分でお気楽に作った曲なんです。それがかえって誰もが
喜ぶポップな曲になる、というのはわりとありがちなことなんですけども。

ですが、スティーヴィー・ワンダーは何と言っても70年代が黄金期な
わけですよ。革新的でかつポップな良作を次々に生み出した時期で。
ですから個人的には『サー・デューク』を挙げたいですね。

というように、あるアーチストの代表曲は何か、という問題を
ふと考えてしまう秋の夜長なわけですよ。
ここで大事なのはあくまでも「代表曲」であって「好きな曲」では
ないんですね。好きな曲なら個人個人で違って当たり前ですから。

「代表曲」というのは普通みんなが知っている曲になりますよね。
大ヒットした曲だけでなく、後年評価が上がった曲もありえます。
日本ならCMで使われたとかもあるかも知れません。

ただ、そのよく知られた曲がそのアーチストを代表する曲なのか、
というと、得てしてそう言えないケースも多い。そこが「代表曲」
をめぐる問題の難しさなんですね。

例えばビートルズ。世評で上がりそうな代表曲は『イエスタデイ』
『レット・イット・ビー』『ヘイ・ジュード』辺りでしょう。
ですが、ちょっとでもビートルズに思い入れのある人なら文句の
一つも言いたくなるチョイスではないでしょうか。

私が面白いなあと思うのは、これらの曲が全部ポールの曲なんですね。
イメージではビートルズで崇めたてられるのはジョンの方なのに。
特に『イエスタデイ』『レット・イット・ビー』はあまり4人の姿の
見えない曲ですよね。バンドを感じるのは『ヘイ・ジュード』くらい?

次に有名な曲となると『抱きしめたい』『ハード・デイズ・ナイト』
『ヘルプ!』辺りでしょうか。これらがすべて初期の曲というのも
面白いですね。人気絶頂の、アイドル視されてた頃のビートルズ。

ですがやはりビートルズが特別視される理由となる中期から選びたい
ところ。とすると『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』
『愛こそすべて』『ハロー・グッバイ』になるでしょうか。
ビートルズはこのくらいのランクの曲でも、まだまだ多くの人が
(ファン以外の)知っているのでまた別ですけどもね。

この辺りは代表曲とファンの思い入れとが乖離している不幸なケース。
対照的なのは、先ずマイケル・ジャクソンでしょう。MJと言えば誰もが
『スリラー』や『バッド』を挙げると思うんです。
これらはマイケルの音楽性もよく表しているし、特に『スリラー』は
PVの魅力も相まって彼の独自性をよく表現していると言えましょう。

あるいは『ビリー・ジーン』を挙げるとちょっと「分かってる」感が
出てきますね。彼のアーチスト・ヒストリーを考えてもピークの一つ
と言えるでしょうから。

これが『ロック・ウィズ・ユー』になると、それを挙げる人はファンだ
と分かりますが、下手すりゃ一般の人知らないですからねこの曲。
(私はMJこんなにいい曲歌ってるんだよ、と紹介する曲にしています)
それに彼の音楽性はここから大きく変化を遂げ、それがスーパースター
マイケル・ジャクソンを作り出すわけですから。それを表していない。

あるいは『ヒール・ザ・ワールド』はどうでしょうか。これは・・・。
「そっち行っちゃったかあ」と思ってしまいます。確かにある面では
非常によく知られた曲ですし(若い人はこの曲しか知らない人もいる?)
MJの重要な一面を表した曲ではあるんですが。

というわけで、MJの場合は代表曲はベタなほどいい、ということに
なります。似たような例はローリング・ストーンズ(『サティスファクション』
『ジャンピング・ジャック・フラッシュ』でしょう!)、ボブ・ディラン
(『風に吹かれて』『ライク・ア・ローリング・ストーン』)など。
こういう例は幸福だと思うんですね。

微妙なのがビリー・ジョエル。彼の代表曲は『素顔のままで』『オネスティ』
を挙げる人が多いでしょう。これはまあいいでしょう。彼はバラードを
名人芸とするアーチストですし。

ところが、ここ日本では『アップ・タウン・ガール』を挙げやがる人が
いると思うんですよ。それは違うだろう、と思っちゃいます。

そもそも、この曲の入った「イノセント・マン」というアルバム自体
彼のディスコグラフィーの中では特別なアルバムなんですよ。
シリアスな「ナイロン・カーテン」から一転、彼のルーツを素直に
トレースしたようなお気楽なアルバムなんですよ。
(この辺の話、先の「ウーマン・イン・レッド」に似てますね。ただ
 あくまで「イノセント・マン」はオリジナル・アルバムなんですけども)
古典的なロックというのも彼の持ち味の一つではあるんですけどね。

以上、そもそも結論の出ない話ですし、要は音楽の詳しい人が愚痴って
いるだけの駄話の類ですね。ですがこのアーチストの代表曲の問題。
あれこれ考えるのはなかなか楽しいものですぞ。
posted by なんくい at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月14日

オススメ転調ソング The Beatles and The Beach Boys

新企画を始めます。かねてから考えていた転調について。結局1960年代からの
洋楽の転調の曲を紹介する形を取ります。そこで少々解説も加えますが、
あくまで私の耳で聞き取ったものなので、キーがずれているかも知れません。
(それでも移調すれば合ってますので、安心して読み進めてください)

先ず1960年代ですが、私実はそんなに詳しくないんですよ。ということで、
今回は2グループに絞りました。この両グループ、途中からお互いを
ライバル視して、音楽的にも影響を与え合っていたそうです。
転調が多いのもそのせいかも知れませんね。

先ずはThe Beatlesから。ベタなHere, There, And Everywhereは取り上げません。
(ベタなのも好きなんですけどね)

☆Drive My Car (from "Rubber Soul")

最近、村上春樹さんがタイトルに使った曲です。これはD major(少々D minorっぽい)から
B minorへとサビで転調しています。短3度下ですが、平行調への転調なので。ふつうは
あまり印象的に聞こえないはずなのですが、明らかに転調したように聴こえるのが不思議。

☆Lucy In the Sky With Diamonds (from"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band")

サビで拍子が変わる(3拍子→4拍子)ことで有名な曲ですが、転調もしています。
A major → B♭ major → G majorへと転調しています。特にB♭ majorに転調する所が
好きです。今聴いてもゾクゾクしますね。

☆The Fool On the Hill (from "Magical Mystery Tour")

最後はちょっとベタな転調かも知れません。これはD majorからD minorつまり同主短調へ
転調しているんです。サビで少しかげりが見られるのが分かりますか? この部分が大変
効いているんですよね。ここがなかったらただ明るいバラードですからね。(美しいですけど)

では後攻のThe Beach Boysに行きましょう。これもDon't Worry BabyやWouldn't It Be Nice
といったベタなところは紹介しません。(紹介しとるやんけ、というツッコミもあるでしょう
けど。まあ大好きなんですけども、解説するまでもないでしょう)

☆The Surfer Moon (from "Surfer Girl")

ああ、この曲を紹介できて幸せだ! というくらい好きな曲。もともとG majorですが
BメロでB major → D majorと来てG majorに戻るという転調をしています。

☆Girls On the Beach (from "All Summer Long")

これは転調ものとしてあまりに有名な曲。E♭ majorが途中でいきなりE majorに半音上がる
んです。それもテクニックとして上がっている(四のマイナーが転調する調の三になる)
というマジック。個人的には戻るところ(少々強引ですけども)が好き。

Surf's Up (from "Surf's Up")

すみません。これはオリジナルアルバムが見当たらなくて、編集盤にリンクしてます。
もともとは幻の"Smile"に入るはずだった曲なんですが、この曲の転調はややこし過ぎて
ちゃんと解説しようとするとそれだけで1つの記事になっちゃいます。(著作権に
触れる?)かいつまんで説明するとB♭ majorらしく始まったのがC majorに行くと
見せかけてB♭に戻ったと思ったらG major・・・というふうにふらふらしつつ
最終的にD majorで落ち着く前半部。そこからE♭ major→ F majorからまた
E♭ majorに戻り・・・という後半部。この曲は分数コードなども使っていて
調の判別が難しいんです。(そこが狙いでもあるんですが)

いかがでしょうか。両グループとも3曲ずつ取り上げましたが、いずれもステキな
転調をしていますよね。転調は日本独自の文化というわけでない、というのも
分かっていただけますかね。そもそも日本のミュージシャンはこういう先達の
影響で転調好きなんですからね。

この企画、何回か続けます。
posted by なんくい at 00:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月15日

洋楽虎の穴8 今話題のJake BuggとArcade Fireを聴く

洋楽虎の穴、前回はCzecho No Republicのオススメする洋楽を聴いてみました。
これは答え合わせはいいですかね。でもそうすると「フジロックから広げる洋楽入門」
みたいに「いいねー」とだけ言って終わりそうです。

でも、そのフジロックの回で取り上げたHAIMが今日本で話題になっていますね。


以前より心なしかメジャー感が強まった印象も。個人的には前の方が好きかな
と思いますが、このようにここで取り上げたアーチストはその場で終わるのでなく
その動向を追っていきたいなあ、なんて考えております。

さて今回は最近雑誌なんかでよく取り上げられている(らしい)アーチスト
を聴いてみることにします。Jake Buggというのは去年か今年あたりから
名前は聴くようになりましたね。新世代の旗手かなんからしいですが。
一方のArcade Fireはフェスのヘッドライナーを張るくらいの大御所らしい
ですが、おそらく私が洋楽に疎くなり始めた2000年代に台頭したアーチスト
らしく、名前は知っているけども音楽性は知りません。

雑誌なんかで取り上げられているので(当然その記事は読んだことはありません)
もしかするとその見出しなんかを読んで刷り込まれている部分はあるかも知れません。
でも音自体は(多分)聞いたことないので、新鮮な気分で聴いてみようと思います。



これは失敗したかなあ。半分以上映画なんだもん。曲は最初エッジーなギターで
始まったときは「おっ」と思ったのですが、これはカントリーですか?

他にもいろいろ聴いてみると、やはりカントリー・シンガーなのかと思われる
曲調。それもオールド・ロックのテイストが濃いそれで、今どきのカントリーでも
もっと革新的なことをやっているのではと思ってしまいます。



これはバラードですが、悪くない。ギターのフレージングで面白いところも見られるし
唐突なサビの盛り上がりも持っていく力を宿している。



こっちはミディアム調のナンバーですが、これは好きかも。古き良きロックのテイスト
(それでも音の空間的配置が今っぽいが)を漂わせた曲調がよい。
結局私は、この人の「ジャンジャカジャカジャカ」というワンパターンなリズム
パターンが苦手なのかも。しかしこの人、本当に「新世代の旗手」なんですかね。

ではArcade Fireに行ってみましょう。先ずはお約束に最新のMVから。



いきなり80'sのディスコみたいな曲が始まりましたが、本来の音楽性でないらしいのは
全体に漂う不穏な雰囲気からも感じ取ることが出来ます。中盤から後半に見られる
高揚感はなんなんだ。ただ盛り上がるのでなく、ふと我に返らせたり、不思議だ。

もう1曲新作からの曲も80'sディスコのマナー。(印象は少々異なるが)どうも新作は
こういう路線なのかも知れません。そこで3年前の音をあさってみます。



やはり予想通り、全然違うタイプの曲でした。タメの効いたシャッフル形のリズムに
ピアノとアコギでバッキング、というちょっとフォークロックっぽいテイスト。
でも曲全体から漂う不穏感はこの曲にもちゃんとある。どうもその辺がこのバンドの
「キモ」なのかも知れないですね。

こういうバンドが大人数の前でどういうパフォーマンスをするのか気になったので
ライブの音源を聴いてみます。


これはイキのいいロックナンバーに、不穏な音が交じる、というつくりですね。
やはりこのバンドは「時代の音」を体現しているのでしょうね。だからライブの
動因も半端なくて、それだけの人数を盛り上げる仕様にバンドも変化してきている
ということなのかな。

面白いので、先ほどの「The Suburbs」のライブ音源も貼り付けます。


これはわりとそのまんま演ってますね。ただこういうテイクで聴くと曲に広がりを
感じてしまうのが不思議ですね。やはりスタジアム映えするバンドなんだな、と。

以上です。Arcade Fireはさすがだと思いましたね。Jake Buggはよく分からなかったけど
もしかするとThe StrokesやArctic Monkeysみたいな受け入れられ方をしているのかな、
なんて思ったりして。

といいつつまるっきりの当てずっぽうですから、今から答え合わせがコワイです。
posted by なんくい at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月19日

RADWIMPSの新曲

RADWIMPSの新曲「ラストバージン」のMVが公開されました。
このブログはそういうことはあまりしないですが、そのMVを貼って
紹介したいと思ったのです。



今聴いたばかりなので、感想はうまく言えないのですが、長い旅路の末に
野田洋次郎はともかくここまで来たのだ、と感じました。
ラベル:RADWIMPS
posted by なんくい at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月21日

「幻の曲」が見つかる時代

いつの頃だったか記憶がないのですが、テレビでドラマの再放送を
なんとなしに見ていたわけですよ。それは小川眞由美さんが忍者みたいな
一人二役をやる、という時代劇だったわけですが、その主題歌を小川さん
本人が歌っていたんですよ。

それは、和風なテイストで曲が始まるのですが、Bメロの辺りで突然
プログレッシブな展開を見せ始めるんですよ。不思議なコードを使って
明るいんだか暗いんだか分からない曲調になっていく。

「な、なんじゃこりゃー!!!!!!」

と驚いた私は、とにかく誰が作った曲なのかを知ろうとします。その再放送は
お昼に毎日やっている代物だったので、そこでクレジットを見る機会がある。
すると、作曲に「林光」とある。この人がすごい人なのか、と林光さんを調べると
クラシック畑の、要は現代音楽の名作曲家なんですね。

「なるほどねー、どうりですごい曲なわけだ」と納得し、何回か聞いてコードと
メロディも解析できたので、その場はそこで満足して終わったわけです。

時は下って今年の話になります。このブログを開設して、音楽の記事を書くように
なったので、また再び音楽を勉強したい欲が強まり、例によって乱読しているわけ
なんです。そこで、現代音楽の作曲家の人が書いた本で林光さんの名前が出てくる
んですよ。そこで、あの曲のことを思い出したのです。

久々に、聴きたいなあ。

そこで林光さんで調べても、どの曲か分からない。(当たり前だ。問題は昔に曲名を
メモしなかったことが悪い)そこで小川眞由美さんで調べたら、あった!

どうやら時代劇のタイトルは「おんな浮世絵・紅之介参る!」というもので、
そこで歌われた「大江戸夢小唄」という曲だそうです。
(ところが林光さんの作曲リストにこの曲は出てきません。もしかすると、
 同姓同名の別人なのかも知れません)

となると、その曲を聴きたい! ということでYouTubeで調べると、
あるんですねこれが! 貼ると違法になるので貼らないですけども。

皆さんもこういう経験、したことありませんか? 昔なら探すのに苦労したり
どうやっても見つからなかった曲が、ネットで探せばいとも簡単に見つかる。
今さらながらスゴイ時代になったものです。(なんて普通の感想なんだ!)

ただ残念なのは、この曲をフルで聴きたいわけですが、どこにも売っていない。
売っていれば買うのに!!
ラベル:林光 小川眞由美
posted by なんくい at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月24日

リリイベ・レポートなるものを書いてみる

23日にあったNegiccoのリリイベを観に行ってきました。

実はこれだけNegiccoのことを書いておきながら、私生ネギは初めてなんですよ。
ちょくちょく大阪にはいらしてましたが、スケジュールが合わなくて。

というより、アーチストのリリイベ自体、大変久しぶりだったことに気づき
ました。ライブ自体も、アル・クーパーが日本に来て以来、行っていないかも。
(一時期はライブもリリイベも結構行ってましたけどねえ)

夜6時の阿倍野は仕事で行けないため、梅田茶屋町のTower Recordにおじゃま
しました。そこで、なかなか手に入らなかった「くうきにみつる」のCDを
購入。さすがに品揃えは豊富ですね。(片田舎のTowerとは大違い!)

茶屋町Towerのイベントスペースって奥にあるんですね。ここでリリイベをやる
という告知もされておらず(その辺冷酷だなあ。昔はもっと宣伝してたのに…)
あまり盛り上がっていないような様子。それでも12時に近くなると、イベント
スペースに人だかりが出来はじめており、ここでイベントをするんだなあ、と
分かるくらいにはなっている。(でっかいポスターくらいあればいいのに)

12時になり、完全Pizzicatoオマージュな音楽が始まり、3人の登場と共に
「アイドルばかり聴かないで」に突入。4曲ばかりのライブでしたが、
そのせいか2曲目にいきなり「圧倒的なスタイル」を持ってきていました。
そこで、ええ初ラインダンス体験しました。隣の人と肩組んで、私端っこでしたが、
前の人がはぐれてたので、半ば強引に肩を組んで。(それで良かったか、分からない
けども)ラインダンス中は自分の足元ばかり見ていて、慣れてないのを露呈して
しまいましたが、それでもラインダンス後場の雰囲気が明らかに変わるのを経験し
「これがラインダンスの多幸感か」と思ったり。

客は100人を超えてたかな、というくらい。95%くらい男性で、新潟や東京から
遠征に来ている人がどれくらいいるかは不明だが、行き慣れている人は少ない
ように感じました。(「初めて見る人」と言われて手を挙げたのが2割くらい
でしたが。ええ私も手を挙げましたよ)ですからコールなどはぎこちなくて
でも後ろの方から聞こえるコールなどはさすがにまとまっていて、これが
常連さんなのかな、と感心したり。それでも、思い思いにリズムを取っていたり
それはそれで悪くないかな。(ちゃんと音楽が好きな人が集まっている感じ)

気になっていた生歌でしたが、3人とも非常にお上手でした。ロック系のリリイベ
は昔かなり行っていましたから、そういうアーチストと比較してもなかなかの
センを行ってたと思いますよ。事前にMeguさんが風邪気味という情報を聞いて
いましたが、そのせいか少々鼻声っぽいのを上手に抑えて歌うことで目立たなく
していたり。プロの仕事ですよ。(それでいてあおりもちゃんとやっていたし)

逆にショーとしてまとまり過ぎてたかな、というきらいもなくはなかったけど
(その意味で、大阪でもいつものノリのMCは良かった。そっかあ、新潟だから
 もんじゃもよく知らないんだね)パフォーマンスの良さは伝わったのでは?
売り場で聞いてた門外漢の人にどれだけ伝わったかは不明ですが。

セトリは以下の通り。
1.アイドルばかり聴かないで
2.圧倒的なスタイル
3.さよならMusic
4.ときめきのヘッドライナー

意外な発見としては「さよならMusic」のライブ映えっぷり! 改めていい曲だと
気に入りましたね。ただラップパートはコールするためにちゃんと覚えなきゃと
反省しましたけど。(B面曲にまで暗記を要求されるのは、ファン道はなかなか
険しいっす)

今回集まった人数が多いのか少ないのかは、正直微妙だけども(でも2年前より
たくさん集まっていると言ってました。当たり前だよ、2年前なんて私、彼女たち
の存在すら知らなかったもん)彼女たちの夢にたどり着くには、こういった地方の
ファンが2倍、3倍・・・と増えるのがポイントなのだろーな、と思いました。
大阪は曲が良ければファンが付く土地柄なので、もっと浸透していけば面白いはず。

以上、ライブの現場が久々すぎて、少々きょどっていたなんくいがお届けしました。
Negiccoに限らず、もっとライブの現場に行かなきゃですね。
(こういうフツーの感想が出てくるくらい、楽しかったんです。やはりライブで
 一体感を感じられるというのはいいもんですな)
ラベル:Negicco
posted by なんくい at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月25日

歌謡曲探求7 ニューウェイヴ・バンドとしてのサザン

お久しぶりになってしまいました歌謡曲探求。別に急いでする連載じゃない
ですけども。今回もゆるりと歌謡曲のニッチな部分に光を当てます。

今回取り上げるのはサザン・オールスターズ。「全然ニッチじゃねえだろ」と
早くもツッコミが入りそうです。ええ、あの国民的バンドのサザンですけども、
そのサザンに「ニューウェイヴ期」があった、というのはご存知でしょうか。
私も、ついこの間まで知りませんでした。

今回取り上げるのは1984年に発表された「人気者で行こう」というアルバム。
「ミス・ブランニュー・デイ」というシングルは有名ですね。あの曲、突然
「エリナー・リグビー」(The Beatles)みたいな弦楽四重奏の伴奏が入ったかと
思うと、コードチェンジしてピコピコな間奏に・・・というちょっと実験的な
アレンジがなされているんですね。

「ニューウェイヴ」とは何か、というのは色々な定義の仕方があるのでしょうが、
私の考えるニューウェイヴは「歌謡曲・Jポップを革新しよう」という心意気のある
楽曲や、それを作り出そうとする動きのことです。だいたい70年代末〜80年代初頭の
洋楽にNew Waveと言われる動きがあり、それと連動しているものを普通指しますが。

サザンの音楽性とは、どちらかというと洋楽の黄金期(60〜70年代)のごった煮という
印象を持っていまして、実際そういう楽曲も多いのですが、「人気者で行こう」は
もろ80's!!! 同時代の洋楽、それもニューロマ辺りの影響を強く感じさせます。

1曲目の「ジャパネゲエ」(といってもレゲエ風味は全然出てこない)から和物、と
いうより欧米のバンドがエキゾチックな音楽性を取り入れたみたいな曲で、
2曲目はTotoとかDavid Fosterを引き合いに出したくなるオシャレ路線。
4曲目は初期XTCとかDevo? というふうに特に前半にこれまでのサザンを裏切る
曲がてんこ盛り、なんですね。これが、いい!

後半はわりとおなじみのサザン調の曲も目立つのですが、そういった楽曲も、この
流れで聴くとある種のニューウェイヴ的手触りを感じさせ、まるでサザンの音楽性の
成り立ちの種明かしを見ているような気分になります。桑田さんって革新的な作曲家
として評価が高かったんですよ。特にメロディが独特と言われていました。

サザンと言うとあの王道路線(最新シングル「ピースとハイライト」でも踏襲された)や
切ないバラードが一般にはよく知られているのですが、今ここでニューウェイヴバンド
としてのサザンを再評価するべきではないか、と思ってしまったのでした。
革新モードのサザン、今聴いても新鮮ですよ!!

iTunesは歴代シングルしかないので、公式サイトのDiscographyを紹介。
ここで試聴もできますよ。
人気者で行こう
posted by なんくい at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月29日

オススメ転調ソング 70年代洋楽編

突如として始まった私なんくいがオススメの転調している曲を紹介する
コーナー。実は24の調を紹介してから、とも思ったのですが、もう長調は
紹介したのでいいかな、と思って。フライング気味に70年代洋楽の曲から
紹介します。1970年代はたくさんあるんですよ。そこで原則1アーチスト1曲。
なるべく亀田校長の「シークレット転調」らしきもの(キーが下がっている。
いきなり転調でなくつなぎのコードが入っている)を取り上げる。
以上の縛りで紹介と解説を少々加えます。例によって私が聞き取ったキーなので
実際よりも高い可能性があります。でも移調すれば合っています。

☆Todd Rundgren / You Left Me Sore (from "Something/Anything?")

先ずは私の音楽面の師匠的な存在Todd先生です。Todd先生は転調で名高く、転調で有名な
曲がたくさんあります。「Wailing Wall」とか。ですが、あえてこの「シークレット転調」
と思しきこの曲(しつこいなあ!)を取り上げます。この曲はDmajor(ニ長調)から
Aの和音を挟んでCmajor(ハ長調)のツー・ファイブへと展開しています。そのつなぎの
コードの部分で2拍分長くなるところが特徴的です。

実はこの曲、ミュージカル仕立ての組曲の一部でして、ここではバックシンガーに恋して
歌う、という設定になっています。その上、最後のつなぎのところで声が裏返ってフラれる
というお話になっているので、実際一番いい所で声が裏返って(しかもわざとらしい笑い声
まで入る)います。でもそれを含めても激甘な大好物の曲です。

☆Syd Barrett / Baby Lemonade (from "Barrett")

うれしいなあ。シド・バレットまで紹介できるなんて。ピンク・フロイドの初期の
中心メンバーでしたが、精神を病んで脱退(それも曲だけは書いたりも・・・)
その後2枚のソロ・アルバムを出した後、隠遁生活に入ってしまいます。

彼のソロ・アルバムは「あちら側に行ってしまいそうな」危うさに満ちているの
ですが、それは転調しているのだかしていないのだか、というこの曲にも表れて
いると言えるでしょう。Eminor(ホ短調)らしきギターソロのイントロから
ハモンドなどが入るころにはB♭major(変ロ長調)なのか他の調か判然としない
イントロへと入り、曲自体もB♭majorとDmajor(ニ長調)とを行ったり来たり
するようなつくりになっています。

☆Stevie Wonder / If You Really Love Me (from "Where I'm Coming From")

スティーヴィーの70年代は間違いなく黄金期で、これは音楽を好きなら絶対一回は
通っておくべき作品群なのですが、そのきらめく作品、しかも転調ものも数多い
中で、さんざん迷ったあげく分かりやすいものにしました。ここは転調のパートで
ゆっくりになりますしね。Fmajor(ヘ長調)からDmajor(ニ長調)への転調。でも
すぐにFmajorに戻っちゃいますけどね。彼はこの短3度下への転調は多用して
おりまして「You Are The Sunshine Of My Life」もほぼ同じ手を使っています。

☆Billy Joel / New York State of Mind (from "Turnstiles")

ビリージョエルも転調の名手として名高いですね。この曲はヴァースという部分
(Jポップで言うBメロ)でころころと転調しています。最初はCmajorですが
ヴァースで先ずGmajor→Fmajor→Amajor→Gmajorと来てコーラスでCmajorに
戻ります。この人のジャズの教養が現れた曲だと言えましょう。
転調とは関係ないのですが、私はこの曲のアウトロのコードが大好きで。D/C
(先ほど聞き取ったらD6とBの音が入ってました)のコードをよく真似したものです。
(「ニューヨーク物語」はiTunesで売ってないのでベスト盤にリンクしてます)

☆Queen / Killer Queen (from "Sheer Heart Attack")

この曲も巧みな転調だと思いますね。最初Cminor(ハ短調)からサビでB♭majorに
下がるのですが、一旦Gminor(ト短調)に行っておいてFのコードを挟んでB♭majorに
行っている。そしてサビ終わりはFmajorというつくり。流麗でありながら裏切りも
そこかしこに仕掛けられている。個人的にはアウトロが最も衝撃的。こんな終わり方を
するのか、と驚いたものでした。

☆Utopia / Love In Action (from"Oops! Wrong Planet")

これもTodd先生だけどバンドということで許してくれ! この曲は絶対紹介したい
んです。Amajor(イ長調)からサビでG♯minor(嬰ト短調)と半音下の短調へ転調する
という離れ業。しかもGmaj7からG♯min7という「なるほど」という手を使って
いらっしゃるのです。個人的にはこのアルバムの路線をやるバンドが現れたら
全力で応援します。

きりがないですねえ。70年代でこれだけ選ぶのに苦労しているのだから、80年代は
もっとですね。80年代は何回かに分けてもいいかも知れません。ただ、その前に
短調の紹介は済ませようと思います。この記事がよく分からない方は、コード理論の
各ページを参照して読んでくださいね。丁寧に解説していますので。
posted by なんくい at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月02日

音楽の形式とお国柄

亀田音楽専門学校の史実が違う問題はあまり言ってもせん無いかな
と思ったりもしますが、先週放送された「大サビと一行返し」について
というより、これをサカナに音楽の形式面の問題について記事を書きます。

あの番組の一番の問題は、Jポップの特殊性を喧伝しすぎることにあります。
そこで解説されている技が実際はJポップ独自のものではない、ということが
しばしばあるので(おそらくきちんと検証していないのでしょう)私が怒ったり
しているわけですよ。

先週の「大サビと一行返し」これもJポップ独自でなく、わりとありふれた手法
なんですよ。洋楽でほとんど見られない(こういう断定するからよくないんだな)
と得意気に言っているところに「○○はどうした」「△△もあるぞ」とツッコミを
入れるのはさほど難しいことではないと思うんです。

先ず大サビは真っ先に「We Are The World」を思い浮かべました。後ポリスの
「Every Breath You Take」も。ただし後述しますがこれらは楽曲の構造が違います。
Jポップ的なA-B-C形式だとシカゴのバラードなどが挙げられますね。
「Hard Habit To Break」など。何故か80'sの洋楽に目立つ気がします。

一行返しには、それが決定的な効果を果たす名曲があります。これも同じくシカゴの
「Will You Still Love Me?」これは最後ら辺の一行返しから、その繰り返しが延々と
続くわけですが、一発目の一行返しのところで感動が一気に寄せ来るつくりになって
おります。この曲は大サビもありますね。
Chicago 18

ただですね。ここで言われているような「英米のポップスとJポップで構造が違う」
というのは、ちょっと一理あるんですね。私もあらゆる洋楽に精通しているわけでは
ないこともあり、80's以外の洋楽からだと少なくなる。じゃあ何故80'sに多いのか?

先ず番組でも言われていた基本構造の話。英米のポップスはバースとコーラスの
2部構成がふつうだと言います。一方でJポップはAメロ-Bメロ-サビが一般的。

先ず用語が異なりますよね。Aメロ-Bメロ…というのはおそらくドイツ輸入の
クラシック音楽教育の産物だと思われます。(「サビ」は日本独自でしょうが)
童謡などではA-A’-B-A’という構成が標準的だと言われます。「春の小川」
などの童謡ではこういった変形2部構成が取られています。

他に多く見られるのはA-Bという構成やA-B-Aと最初の部分に戻る形式ですね。
これは英米のバース-コーラスの形式でも同じようなものがあります。
(英米の場合、A-B-Aと戻る場合はコーラス-バース-コーラスみたいに
 書いてあるものが多い気がします)実は英米でA-B-Cという構成になる場合
バース-ブリッジ-コーラスと表記されるのが普通のようです。

さて、ここで面倒くさい用語が出て参りました。「ブリッジ」これがどうも
多義的に使われているみたいなんですね英米では。本来の意味ではバースと
コーラスをつなぐ部分という意味ですから、A-B-CのBの部分になり得ますが、
実はA-B形式(またはA-B-A形式)の大サビを「ブリッジ」と呼んだりする
わけですよ。先ほどの「We Are The World」「Every Breath You Take」の大サビは
ブリッジと呼ばれる。じゃあシカゴのバラードは?となると、これも大サビが
ブリッジ。AメロとBメロがバース(区別するためにはバース1-バース2なんて
つけることも)と呼ばれることでしょう。

実際問題、誰もがこういった形式を律儀に守って曲を作っているわけではないんです。
志ある表現者なら、そういった決まりごとは壊したいと思うものでしょうし。
ただ曲の形式について全体的な傾向というのは言えるでしょうね。基にしている構造の
違い、というのは絶対にあるでしょうから。

今回、この問題を考えてみて、これは英米のポップスだけとの比較では考えてちゃ
いけないのでは、と思いました。壮大な話になっちゃいますけども、世界のポップスで
形式の比較をやってみると、見えてくることがあるのではないか。
例えばアフリカとかラテン、あるいは一部のファンク辺りでは、1コーラスのような
概念すらないのでは、と感じさせる曲も目立ちます。歌が1番・2番…というのも
一般的な概念ではない可能性も大きいですしね。

とりとめのない話になってしまいましたね。ただ強調しておきたいのは、あまり
権威のある人の話をうのみにしちゃいけないってことですね。転調の件だって
あまりに無批判に「シークレット転調」を引き合いに出して日本独自って言ってます
からね。転調はコードが分からないと難しいでしょうが、曲の形式はちょっと気を
つけて聴けば分かるでしょうから。私も、いろいろな曲を聴く時に、曲の形式を
気をつけながら聴きたいと思いました。世界各地のポップスの形式がどうなって
いるのか、という問題意識を得たので。続きを読む
posted by なんくい at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする